Twitterを活用した地域間交流と地域活性化の可能性(前篇):オルタナティブ・ブロガーの視点
自治体や商店街などは、どのようにTwitterを活用すればよいのか。オルタナティブ・ブロガーの林雅之氏が、地域Twitterの現状をまとめました。
(このコンテンツはオルタナティブ・ブログ「『ビジネス2.0』の視点」からの転載です。エントリーはこちら。)
地域Twitterと他の地域ソーシャルメディアの違い
Twitterを活用する自治体や商店街などが増えてきており、これからも拡大が予想されます。地域でのソーシャルメディア活用は、これまでも地域SNSや地域ブログなどが利用されてきました。地域Twitterとの違いがよく分からないという方もいらっしゃるかと思いますので、まとめてみました。
次に、おのおのが扱う情報を整理してマッピングしました。
地域SNSはややクローズドな環境に向けて、対して地域ブログはどちらかというと地域外に向けて発信している情報が多いのではないかと思います。一方、地域Twitterは、地域内の情報から地域外の情報まで幅広く網羅しているのではないでしょうか。また、災害情報の提供など、リアルタイム性の高い情報にもメリットがあるのは大きいでしょう。
自治体のTwitter利用状況
自治体のTwitter利用状況について整理してみます。自治体によって扱う情報が異なり、対象者も異なっています。
では、実際に自治体はどの程度Twitterを活用しているのでしょうか? JOIN(移住・交流機構)がアンケートなどで実施した調査と、わたしなりの調査も交えて作成したリストが以下の通りです(拠点が少しバラバラになっているので、時間のあるときに整理したいと思います)。なお、自治体Twitterアカウントをリスト化しましたので、興味のある方はフォローしてください。
個人的に注目しているのは、北海道陸別町です。フォローとフォロアー数は、町民2300人を超えており、イベントでの集客など、町の知名度向上などに役だっているのではないかと思います。
なお、キャラクターを使ってつぶやいている自治体は2団体(2010年7月15日現在)。まだまだ少ないのですが、特徴のあるつぶやきは、なかなか面白いかもしれません。
後編では、地域Twitter活用の可能性を考えます。
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