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Google、音声合成技術のPhonetic Artsを買収
Googeが、セガなどのゲームメーカーに音声合成技術を提供しているPhonetic Artsを買収した。キーボードも画面も必要としない、音声での端末との会話実現を目指すとしている。
米Googleは12月3日(現地時間)、音声合成技術を手掛ける英Phonetic Artsを買収したと発表した。GoogleはPCやスマートフォン向けの音声入力機能を多数提供しているが、今回の買収で音声出力機能を各種サービスに追加していく計画のようだ。買収総額などの詳細は公表されていない。
Phonetic Artsは2006年創業のケンブリッジに拠点を置く非公開企業。セガ、米EA SPORTS、ソニー・コンピュータエンタテインメントなどのゲームメーカー向けに、さまざまな声色の音声での自然な読み上げを可能にする技術を提供している。同社の技術では、録音した短い音声サンプルを基に、その声色での自然なテキスト読み上げが可能になるという。
Google自身も「Google Maps Navigation」での音声ガイダンスやGoogle翻訳の読み上げ機能など、音声出力機能を開発しているが、Phonetic Artsの技術を統合することで、「スタートレック」で行われているような、コンピュータとの自然な会話の実現を目指すとしている。
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