米Intelは2月28日(現地時間)、昨年8月に発表したセキュリティ大手McAfeeの買収を完了したと発表した。買収総額は76億8000万ドルと、Intelにとって過去最大規模の買収だ。
この買収により、Intelはモバイルワイヤレス戦略を強化し、モバイル端末とそれらを管理するサーバやクラウドネットワークを保護するセキュリティソフトウェアをハードウェアとともにコンシューマー、企業、政府に提供できるようになるとしている。両社の戦略的提携の最初の成果となる製品を、2011年中に提供する計画という。
McAfeeはIntelの100%子会社となり、Intelのソフトウェア&サービス部門下に置かれる。IntelはMcAfeeのブランドを残し、このブランドの下でセキュリティ製品およびサービスを販売していく。
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