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Twitter共同創設者のウィリアムズ氏、新事業に向けて「Twitterでの役割縮小」
ジャック・ドーシー氏のTwitter復帰と入れ替わるように、共同創設者の1人であるエバン・ウィリアムズ氏が「Twitterでの役割を縮小する」と自身のブログで発表した。
米Twitterの共同創設者、ジャック・ドーシー氏がTwitterに復帰すると発表した3月29日(現地時間)、創設者の1人であるエバン・ウィリアムズ氏がTwitterの第一線の仕事から退くことを自身のブログで明らかにした。
ウィリアムズ氏は1999年に立ち上げたPyra LabsでBloggerを手掛け、同社の米Googleによる買収でGoogle入りした。Google退社後、幾つかのスタートアップを立ち上げており、Twitterはそのプロジェクトの1つとして、ビズ・ストーン氏、ジャック・ドーシー氏ととも2006年にスタートしたものだ。ウィリアムズ氏は2008年10月、ドーシー氏に代わってCEOに就任し、2010年5月に「製品設計に専念する」としてCEOの座を当時のCOO(最高執行責任者)であるディック・コストロ氏に譲った。
同氏はブログで、Twitterでの自分の役割を縮小する(かかわりはするが、フルタイムの仕事はしない)ことにし、取締役として残ると説明している。「Twitterは今や私以外の有能な人の手にあり、私にとって今はまた新しいことを始める潮時だ。世界には目を向けるべき課題や機会がほかにもあり、共に働き、教えを受けたい人々がいる(詳細は近いうちに)」と語り、「今はまだ次の計画を発表できないが、Twitterの次のもの――より大きく、より良いもの――になると言える」と述べている。
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