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日立とSAPが協業関係を強化 ソリューション開発拠点を新設
ブレードサーバ「BladeSymphony」にリアルタイム分析製品「SAP HANA」を組み合わせるなど、日立とSAPは製品連携を強化していく。
日立製作所と独SAPは5月17日、グローバルにおける両社の協業強化に向けた「SAPグローバルテクノロジーパートナー」契約を先月末に締結したことを発表した。独・ワルドルフにあるSAP本社に「日立SAPコンピテンスセンタ」を開設し、両社製品の連携ソリューションの開発などを進めていく。
具体的には、インメモリコンピューティング技術を用いたSAPのリアルタイム分析製品「SAP HANA(High-Performance Analytic Appliance)」に日立のブレードサーバ「BladeSymphony」などのプラットフォームを対応させる。BladeSymphonyが提供するサーバ仮想化機構「Virtage」を活用した仮想サーバとHANAを組み合わせることで、柔軟かつ効率的なシステム運用が実現できるという。両社は、日立SAPコンピテンスセンタに加えて、米国や日本に設置する「COIL(Co-Innovation Lab)」でソリューションの共同検証を実施していく。
今回の協業強化により、両社はハードウェアからコンサルティング、システム構築まで、統合的なSAPソリューションをグローバルで展開できるようになる。
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