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IIJ、デジタル著作権をSaaS型で管理するDRMサービスを提供開始
IIJは、SaaS型サービス「IIJ DRMサービス/PlayReady」を発表した。PCやスマートデバイス向けコンテンツの著作権管理を、手軽で安価に実現するという。
インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は11月18日、日本マイクロソフトのデジタル著作権管理(DRM)技術「PlayReady」に対応したSaaS型サービス「IIJ DRMサービス/PlayReady」を同日より提供すると発表した。
同サービスでは、PCやスマートデバイスへの視聴ライセンスの発行、事前に設定した条件に応じたライセンス発行制御やログ管理まで、DRMシステムに必要な全ての機能が提供される。ユーザーは自社でDRMシステムを構築、運用する必要がないため、手軽で短期間に著作権が保護されたコンテンツの配信を開始できるという。企業が既にコンテンツ配信設備を持つ場合にはDRM機能だけを利用でき、コンテンツ配信設備も含めて利用したい場合には、「IIJ大規模コンテンツ配信サービス」と組み合わせて利用できるとしている。
同社はIIJ DRMサービスの開始に先立って試験サービスを行っていた。今春からPlayReady対応のスマートデバイスが増加していることを受け、今後はヤマハミュージックメディアの音楽配信サービス「MySound」や、ユビキタス・ビジネステクノロジーの携帯サイト構築運用サービス「MS2」でIIJ DRMサービスが利用されることが決定しているという。
利用料金は、初期費用が5万円、基本料金(1万ライセンスを含む)が月額8万円。追加ライセンス料は100円/1000ライセンス(いずれも税別)。
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