カスペルスキー、ストレージ用ウイルス対策ソフトの最新版を発売
Kaspersky Anti-Virus 8 for Storageは、EMCジャパンの「Celerra」ファミリーの全ネットワークストレージ製品に対応する。
カスペルスキーは12月5日、EMCジャパンのストレージ製品「Celerra」専用セキュリティソフトの最新版「Kaspersky Anti-Virus 8 for Storage」を発売した。
同ソフトは、高精度にマルウェアを識別するという「ヒューリスティックアナライザ」などの技術で、マルウェアからストレージを保護するという。また、ストレージサーバへのデータ保存時や変更時に自動でウイルススキャンを行い、ストレージサーバに保存されるファイルやアーカイブを保護する機能も搭載した。
スキャンの設定を変更でき、例えば特定のプロセスをスキャンから除外したり、スキャンレベル(速度優先や安全性重視など)を設定したり、特定の種類のファイルをスキャン対象/非対象にしたりできる。これにより、ユーザーはストレージサーバの負荷を軽減しながら、ニーズに応じたセキュリティ対策を実現できるという。
ウイルススキャンの実行によってパフォーマンスが低下した場合、データバックアップなどのプロセスをスキャン対象から外すことで、自動でパフォーマンスを回復する機能も搭載している。
同ソフトはMicrosoftやVMwareの仮想化環境にも対応。階層ストレージ管理(HSM)にも対応し、複雑な階層を持つファイルシステムに対してもウイルス対策機能を提供するという。
WindowsとKaspersky Security Centerのイベントログを参照し、Kaspersky Anti-Virus 8 for Storageの運用状況を監視できる機能も搭載した。Kaspersky Security Centerではグラフ形式のレポートを出力できるほか、付属の検索ツールのフィルタ機能を利用することで、大量のログを簡易検索できるという。
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