中国で初となるデータセンターを開設 富士通

富士通と現地企業の合弁会社は、中国広東省に「富士通中国華南データセンター」を開設した。

[ITmedia]

　富士通は4月11日、中国で初めてとなる自社所有データセンター「富士通中国華南データセンター」を広東省に開設した。

富士通中国華南データセンター

　同データセンターは、富士通と中国広東省を管轄する政府系企業との合弁会社、富士通（広東）科技服務有限公司が運営。IT関連企業が集まる「広東金融ハイテクパーク」に設立した。延床面積は1万2200平方メートルで、Tier3+相当のファシリティを基盤とする。具体的には、グリーンITに対応した効率的動力設備、ロータリUPS（無停電電源装置）、静脈認証装置による入退室管理システム、光ファイバーによる侵入防止システムなどのセキュリティ機能を持ち、99.999％の電力供給率を実現する。

　富士通はそのほか、ロンドン、シドニー、シンガポールなどに海外データセンターを所有している。