富士通は5月9日、仮想化環境向けスケールアウト型ストレージ製品「ETERNUS VX700 series」を発売した。ディスク本数やインタフェースによって「ETERNUS VX710」「ETERNUS VX740」の2モデルを用意。8月中旬に出荷を開始する。
新製品は、ヴイエムウェア「VMware vCenter Server」との連携機能を搭載した。ユーザーはvCenterの管理コンソールからストレージ容量の割り当てや拡張、バックアップ/リストアなどを行える。
また、ノードの追加によって性能とストレージ容量を拡張できる。プロセッサユニット(データ制御部)とストレージユニット(データ保存部)を1ノードとし、最大16ノードまで追加が可能だ。さらに主要部品の冗長化およびクラスタ構成の採用で、業務を止めずにシステム保守やノード追加ができるとしている。
ノード当たり24本のディスクドライブを搭載し、1GbpsのiSCSIポートを備えるETERNUS VX710と、ノード当たり48本のディスクドライブを搭載し、10GbpsのiSCSIポートを備えるETERNUS VX740をラインアップする。価格はETERNUS VX710が984万2000円から、ETERNUS VX740が2205万2000円から(いずれも税別)。
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