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日立がビッグデータ利活用の新サービス、2015年度に事業全体で1500億円の売上目標
日立製作所は、ビッグデータからビジネス価値の創出を支援するという「データ・アナリティクス・マイスターサービス」の提供を発表した。
日立製作所は6月6日、ビッグデータ(多種・大量のデータ)からビジネス価値の創出を支援する「データ・アナリティクス・マイスターサービス」を7日から提供すると発表した。ビッグデータの利活用関連事業全体で2015年度に1500億円規模の売り上げを見込む。
新サービスは、ビッグデータ利活用の「ビジョン構築」、そのビジョンを実現するためのシナリオと価値を定量評価する「活用シナリオ策定」、データ分析手法の確立やシステム化した際の性能、策定したシナリオの有効性を検証する「実用化検証」、最終的な「システム導入」までの4つのフェーズ全体にわたる支援を手掛ける。同社が4月に設立した専任組織「スマート・ビジネス・イノベーション・ラボ」が中心となり、データ分析技術者や研究者、システムに関わるコンサルタントやシステムエンジニアなどグループ全体で200人以上の人員が担当する。
日立製作所は、2008年からデータ分析サービスの技術開発に取り組んでおり、社会インフラなど幅広い分野での実業ノウハウを蓄積、業界の状況に応じた専門家との関係構築などを進めてきたという。新サービスに向けてこうした実績を整備し、同社独自の手法を用いてユーザー企業のビジネス構造を抽出、ビッグデータの分析から得られた新たな気付きがビジネスに与える効果やその評価尺度を明確化させるとしている。
データ・アナリティクス・マイスターサービスの利用価格は個別見積となる。
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