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沖縄県企業に密着したクラウドサービスを発表 日立ソリューションズら3社
沖縄日立ネットワークシステムズ、ファーストライディングテクノロジー、日立ソリューションズは、沖縄県内企業に特化したクラウドサービスを提供する。
沖縄日立ネットワークシステムズ、ファーストライディングテクノロジー、および日立ソリューションズは6月7日、沖縄県内の企業に特化したクラウドサービス「ちゅらうど」を発表した。7月2日から提供開始する。
ちゅらうどでは、顧客のメールサーバやファイルサーバなどの既存システムをクラウド基盤に構築・運用するほか、仮想サーバの提供、データバックアップ、セキュリティ対策といった各種サービスを用意する。沖縄県内企業は、海外や県外ではなく沖縄県内にクラウドのためのデータセンターを設置したいというニーズが高いという。
県外企業に向けては、事業継続のためのバックアップソリューションを提供し、バックアップ設計に関するコスト削減や迅速なデータバックアップを実現する。今後は、業務アプリケーションのSaaS型サービスも提供する予定だ。
価格は、仮想サーバを提供する「ちゅらうどベーシック」が月額2万9800円(税別)から。「ちゅらうどセキュリティソリューション」、「ちゅらうど統合IT基盤ソリューション」、「ちゅらうどバックアップソリューション」は個別見積もり。
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