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マカフィーがDNSChanger対策ツールを無償公開、FBIの緊急措置終了までに対応を
コンピュータのDNSを勝手に書き換えてユーザーを不正サイトに誘導するマルウェア「DNSChanger」の検出と駆除、修復ができる。
マカフィーは7月6日、DNSを勝手に書き換えてユーザーを不正サイトに誘導するマルウェア「DNSChanger」の検出と駆除、修復ができるツールを無償公開した。同社サイトから入手できる。
DNSChangerは2007年ごろに出現し、米連邦捜査局(FBI)によれば、世界100カ国以上の400万台以上のコンピュータが感染したとされる。2011年11月には、DNSChangerに関わったとしてエストニアなどで7人が逮捕された。FBIは、DNSChangerに使われていた不正なサーバを押収、クリーンなサーバに入れ替えて運用しているが、7月9日に運用を終了することにしている。
DNSChanger対策ではマカフィー以外にも、GoogleやFacebookが感染ユーザーに警告を発する措置を講じるなど、対応を進めているところ。DNSChanger対策団体の「DNSChanger Working Group(DCWG)」は、感染ユーザー数がいまだ35万以上になるとしている。
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