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Microsoft、鴻海とAndroidおよびChromeの特許ライセンス契約
Samsung、HTC、Acer、ニコンなどのAndroid/Chrome端末メーカーと特許ライセンス契約を結んできたMicrosoftが、世界最大の委託製造業者である台湾の鴻海精密工業(Foxconn)と特許ライセンス契約を結んだ。
米Microsoftは4月16日(現地時間)、台湾の鴻海精密工業(Foxconnのブランドを持つ)と特許ライセンス契約を結んだと発表した。鴻海が製造する米Googleの「Android」および「Chrome OS」を採用するタブレット、スマートフォン、テレビについて、Microsoftが特許使用料を受け取る。金額などの契約の詳細は公表されていない。
MicrosoftはAndroidおよびChromeが、Microsoftの複数の特許を侵害していると主張し、2010年に米Motorolaを提訴した(現在も係争中)のを皮切りに、多数のAndroid端末メーカーを提訴/ライセンス締結してきた。同社はこれまで、Samsung、HTC、Acer、オンキヨー、Barnes & Nobleなどとライセンス契約を結んでいる。
Microsoftは発表文で、「世界最大の委託製造業者である鴻海が、MicrosoftのAndroidライセンスプログラムの恩恵を受ける企業に加わったことをうれしく思う。メーカーとその委託製造業者の双方にライセンス供与することで、このプログラムの全般的有効性と世界規模の波及を増大させることができる」と語った。
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