Microsoft、Androidによる特許侵害でMotorolaを提訴
Windows Phone 7発売を間近に控えるMicrosoftが、Androidスマートフォンを提供しているMotorolaを特許侵害で提訴した。
米Microsoftは10月1日、米Motorolaが同社の特許を侵害したとして、米国際貿易委員会(ITC)と米ワシントン州西地区連邦地裁に提訴したと発表した。MotorolaがAndroid搭載スマートフォンで、Microsoftの9の特許を侵害していると主張する。
侵害されたとする特許は、メール、カレンダー、連絡先の同期機能、ミーティング設定機能、信号強度とバッテリー残量をアプリケーションに通知する機能など、スマートフォンのユーザー体験に欠かせない技術に関連するものという。
同社で知財およびライセンス担当副法務顧問を務めるホレーショ・グティエレス氏は公式ブログで「われわれはただ、Android端末によって侵害された知的財産を守るためにこの訴訟を起こした。最近の米Appleおよび米Oracleの訴訟から判断すれば、こうした行動をとっているのはわれわれだけではない」と述べた。
Appleは3月に台湾のHTCを、Oracleは8月に米Googleを相手に、それぞれAndroidに関連する特許訴訟を起こしている。
Microsoftは4月、HTCとAndroid端末で使われている技術に関する特許ライセンス契約を結んでおり、その時点で複数の端末メーカーとライセンス契約について話し合っているとしていた。
今秋にはMicrosoftのスマートフォンOS「Windows Phone 7」を搭載した端末が、ASUSTeK、LG Electronics、Samsung、Dellから発売される。
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