洋菓子メーカーの銀座コージーコーナーは、本部と店舗との連携体制を強化するため、新たなクラウドサービスを導入した。システムを提供したドリーム・アーツが10月16日に発表した。
銀座コージーコーナーが採用したのは、多店舗マネジメント支援サービス「Shopらん」。2013年10月に約200の直営店舗が利用を開始し、2014年春以降には全国約400店舗に展開予定だ。
これまで同社は、グループウェアやメールで本部および店舗間での連絡、指示を行っていたが、情報の優先順位が把握しづらく、重要度や緊急度が高い情報が埋もれてしまうという課題を抱えていた。Shopらんを活用することで、連絡や指示の内容によってポップアップ表示などに変更でき、緊急度や重要度が高い作業や、期限が迫った内容を優先的に実施できるようになった。また、店舗の実行状況が見える化されるため、本部側がリアルタイムで各店の状況を把握することが可能になった。
また、本部各部門が発信した情報が一覧で確認できるため、連絡の重複を防いだり、一定期間に作業が集中しないよう指示のタイミングをずらせるようになった。
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