Windows XP向け主要ウイルス対策ソフト、少なくとも1年はサポート継続
Windows XP向けのセキュリティ製品を提供しているメーカーは、短いところでもMicrosoftのサポート終了後1年以上、XP向けの製品のサポートを続ける方針だ。
Windows XPのサポート終了が4月8日に迫る中、セキュリティ製品の第三者評価機関AV-TESTがウイルス対策ソフトウェアのメーカーを対象に実施した調査で、MicrosoftがXPのサポートを打ち切った後も、各メーカーは少なくとも1年以上、XP向けのウイルス対策ソフトのサポート継続を予定していることが分かった。
AV-TESTはインターネットセキュリティ製品の全メーカーを対象に、いつまでWindows XPのサポートを継続し、ウイルス定義ファイルの更新を続けるかを尋ねた。
その結果、1月15日の時点で、Avira(Antivir)とThreatTrack(Vipre)が2015年4月15日まで、Sophosが2015年9月30までの継続を表明した。
大半は2年以上の延長を表明しており、Bitdefender、ESET、G Data、Normanは2016年まで、Trend Microは2017年まで、Kaspersky Labは2018年まで、Webrootは2019年まで継続する方針。
ただ、各社とも期限表明は「少なくとも」という表現を使っていて、需要次第ではサポート期間をさらに延長する可能性もある。現時点で期限を発表していないメーカーも、大半が少なくとも2年間はサポートを続けると表明した。
なお、MicrosoftはWindows XP向けのマルウェア対策ソフトについて、2015年7月14日まで定義ファイルおよびエンジンに関する更新プログラムの提供を続けると表明している。
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