富士通、設計書からCOBOLのソースを自動生成する開発支援ツール発売
新ツールはCOBOLに対応し、設計変更でもプログラムソースを自動的に変更する。同社では約40%のコスト削減効果がみられたという。Javaにも対応する予定。
富士通は8月28日、業務プログラム開発支援ツール「FUJITSU Software Interdevelop Designer」を発売した。設計書からプログラムソースを自動生成するもので、同社では開発・保守コストを約40%削減したという。
新製品は、富士通ミッションクリティカルシステムズと開発したもので、日本語の設計書からCOBOLのプログラムソースを自動生成する。設計変更時も設計書上の記述を変更するだけでプログラムソースを自動的に変更する。テスト仕様書、テストデータ、テスト環境を自動生成する。
プログラムソースを改変する必要がなく、設計書とプロブラムソースが常に一致するため、文書管理やプログラムの保守も効率化され、プログラミングスキルに依存しないシステムの構築と保守が可能になるという。
また、同社のアプリケーションフレームワーク「INTARFRM」を併用すれば、Webアプリケーションの画面処理への最新のインターネット技術の活用、インフラの変更などにおける業務アプリケーションへの影響の緩和効果もあるとしている。
販売価格は「Interdevelop Designer COBOL V1 開発サーバ」が840万円から、「同開発クライアント」が58万8000円から、「同開発クライアント(月額レンタル)」が月額4万9000円から。
同社は2017年度末までに、開発サーバで60ライセンス、開発クライアントで1500ライセンスの販売を見込む。2015年3月末にJavaのプログラムソース自動生成機能も提供する。
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