Twitter、タイムラインで音楽再生できる「Audio Card」 まずはSoundCloudとiTunesに対応
Twitterが、一度は買収を試みた音楽共有サービスのSoundCloudと、AppleのiTunesとの提携により、タイムライン上に表示してその場でオーディオを再生できる「Twitter Audio Card」を公式モバイルアプリでスタートした。
米Twitterは10月16日(現地時間)、タイムライン上で音楽を再生できる「Twitter Audio Card」を発表した。iOSおよびAndroidの公式アプリで利用できる。
まずは(一度は買収を試みた)音楽共有サービスの米SoundCloudとの提携で試験的に開始したという。SoundCloudのユーザーである一部のアーティストや企業が、SoundCloud上の自分のオーディオファイルをAudio CardとしてTwitterに投稿できる。
また、米Appleとも提携し、iTunesの公式アカウントからもAudio Card付きのツイートが投稿されるようになっている。
ユーザーは、タイムライン上のカード付きのツイートをタップすると、カードが大きく表示されてオーディオが再生される。左上の縮小アイコンをタップすると音楽を再生したままカードが右下に小さくなって移動し、Twitter内を移動しても音楽の再生は最後まで続く。つまり、BGMとしてカードの音楽を流していられるのだ。
SoundCloudのユーザーで現在Audio Cardを使えるのはNASA、WhiteHouse、コールドプレイなど55のユーザーだが、SoundCloudによると、「間もなく」全ユーザーが使えるようになるという。
SoundCloudのカードを再生すると、再生している端末にSoundCloudがインストールされていないと、インストールボタンが表示される。SoundCloudにとっても、SoundCloudのユーザーにとっても、Audio Cardはプレゼンス向上に役立ちそうだ。
Twitterはこれまでにも「Playerカード」として音声や動画を視聴できるカードを提供しているが、こちらはコンテンツ提供者が配信関連を管理する必要があり、Twitterからの審査もあってハードルが高いものだ。
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