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Amazon、ホリデーシーズンに向けて米国で8万人を臨時雇用
Amazonが、配送が急増するクリスマスに向けて、全米で8万人以上を臨時採用すると発表した。そのうち1万人以上を正社員に登用する見込みだ。
米Amazon.comは10月16日(現地時間)、商品配送が激増する米国のホリデーシーズンに向けて、8万人を臨時雇用すると発表した。全米50カ所以上の配送センター、15カ所以上の仕分けセンターに配備する。
同社は昨年も数万人を臨時雇用し、そのうちの1万人以上を正社員として採用しており、今年もそれ以上の人数を正社員にする見込みという。
昨年のホリデーシーズンには、当日配送を一般ユーザーより安く利用できるプライム会員が100万人以上増えた。また、クリスマスまでに届けるべきプレゼントの一部がUnited Parcel Service(UPS)とFedExの配送遅延のせいで届かず、Amazonはプレゼントが間に合わなかった顧客に対し、配送料を払い戻し、20ドル分のギフトカードを贈った。
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