オフは日本画をのんびりと鑑賞 SAPジャパン・石橋さん:企業広報の「隠れ家でちょっと一息」(2/2 ページ)
高校、大学と米国に留学し、現在はグローバル企業で働く石橋さんだが、趣味は日本画鑑賞や随筆を読むことなど、日本的なものに強い関心を持っているそうだ。
絵画を通して日本を学ぶ
――このお店のどんなところがお気に入りなのですか。
「すし屋の中川」は、ここ(二子玉川店)と用賀店があり、用賀店の方によく行きます。かれこれ3年ほど通っていますね。ランチに利用しているのですが、お勧めは「すし懐石」です。前菜の小皿が多いので、メインのお寿司だけでなく、いろいろな料理が楽しめます。
――1日の仕事の流れを教えてください。
他社の広報さんも同じだと思いますが、朝出社してまずは記事のクリッピングを行います。自社、競合、パートナーの関連記事をまとめて、全社に送ります。
日中は社内ミーティングが多いですね。各部署へのヒアリングだったり、こちらからの企画提案だったりと。
そのほか、週1〜2回ほどメディアの取材対応があります。記者発表会は時期によりますが、だいたい月に1〜2回行っています。
――オフの日の過ごし方は。
最近はジムとホットヨガに通っています。ジムは平日に行くこともありますね。
あとは、絵画鑑賞が趣味なので、美術館や展覧会によく訪れます。特に日本画が好きで、恵比寿にある山種美術館はお気に入りスポットです。けっこう空いているので、のんびりと鑑賞できるんですよ。また、院展(日本美術院の公募展)にも行きます。
――日本画を好きな理由は何ですか。
日本の文化を感じることができますし、絵画を通じて今の日本にはないような当時の風景を知り得ることができるからです。シンプルかつ平面で描かれているのも好きなポイントです。お気に入りの画家は、川合玉堂や小林古径です。
――最近読んだ、あるいはお勧めの本を教えてください。
内田百間の「百鬼園随筆」、司馬遼太郎の「播磨灘物語」、谷崎潤一郎「陰翳礼讃」です。
――リフレッシュアイテムはありますか。
先ほどお話したホットヨガやジムのクロストレーナーで運動することで、心も身体もリフレッシュできます。あとは実家で飼っている愛犬にも癒されてます。
――ご自身を漢字一文字で表すと。
「柔」です。高校生で渡米して、大学を卒業するまでの間、一人でも現地の生活環境に適応していけましたし、帰国後に就職してからも日本の社会で問題なくやっていけています。どんな環境でも柔軟に対応できるのが私の強みだと思っています。
今回の隠れ家
住所:〒158-0094 東京都世田谷区玉川3-9-8
電話:03-3700-7188
営業時間:
平日 11:00〜14:30、17:00〜23:00
土日・祝 11:00〜23:00
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