トレンドマイクロは3月10日、「マイナンバー」関連情報を保護するテンプレートの提供を開始した。企業向けセキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション」のバージョン10.6および11.0の「Trend Micro 情報漏えい対策オプション」として利用できる。
テンプレートではマイナンバーなどの特定個人情報を含むファイルを検知できるように設定しておくことで、PCからUSBメモリへのファイルのコピー、メールへの添付、オンラインストレージへのファイルアップロード時にファイルをスキャンして、対象の情報が含まれるファイルを検知した場合に、情報の外部漏えいをブロックする。
また、運用管理ツールの「Trend Micro Control Manager(TMCM) 6.0 SP1」の「データ検出機能」を併用することで、PCに特定個人情報の保存の有無をスキャンし、管理画面上で確認できるという。この機能を定期的に利用することにより、PCに不適切に特定個人情報が保管されていないかのチェックしていける。
マイナンバーは2015年10月から国民に通知され、企業では従業員からマイナンバーを取得して税や社会保障関連の文書などに記載する必要がある。マイナンバーは特定個人情報に分類されることから、企業内での保管や管理にセキュリティの強化が求められるという。
トレンドマイクロでは今後1年間に300社の導入を見込んでいる。
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