Microsoftが創業40周年 「人々をつなげよう」とビル・ゲイツ氏
Microsoftが4月4日で創業40周年を迎え、現在サティア・ナデラCEOのテクニカルアドバイザーを務める共同創業者のビル・ゲイツ氏が全従業員宛にレターを送った。
米Microsoftは4月4日、創業40周年を迎えた。1975年の同日、ハーバード大学の学生だったビル・ゲイツ氏が友人(で最近では戦艦「武蔵」のプロジェクトで話題を提供した)ポール・アレン氏と同社を立ち上げた。
ゲイツ氏は2008年に第一線から退き、昨年2月にサティア・ナデラ氏がCEOに就任した際、会長職からも退いてナデラ氏の“テクノロジーアドバイザー”となった。
ゲイツ氏が3日に全社員に送ったレターを、同社のインドのパートナー企業の従業員がTwitterで公開している(The Vergeが本物であることを確認済みとしている)。同社の従業員数(2014年6月時点)は12万8076人。
ゲイツ氏はこのレターで、Microsoft創業の目的はすべての人々にコンピュータを届けることだったが、時代が変わり、Microsoftがこれから目指すべきなのは「テクノロジーの力を誰もが使えるようにし、人々が互いにつながるようにすること」だと語った。
「サティア(ナデラ氏)のリーダーシップの下、Microsoftは未来のコンピューティングをけん引できる最高のポジションに立っている。(中略)Cortana、Skype Translate、HoloLensなどの製品がそれを証明しており、これらは開発中のイノベーションのほんの一部だ」(ゲイツ氏)
Microsoftは本稿執筆現在(米国時間では4日)、企業としての40周年に関するアナウンスは出していないが、ナデラCEOは自身のTwitterで「Microsoftの40年を支えてくれた顧客、パートナー、従業員に感謝する。次の40年で人々を力づけていく(#empowering)ことを楽しみにしている」とツイートした。#empoweringは、Microsoftが「Empowering us all」という取り組みで使っているハッシュタグ。ALS患者によるSurface活用など、テクノロジーで人間を支援するプロジェクトを紹介している。
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