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A-SaaSと経理のミカタが提携 データ連携容易に
クラウド会計「A-SaaS」とクラウド型継続請求管理サービス「経理のミカタ」が提携。2015年夏にデータ連携を容易にする体制を整える。
アカウンティング・サース・ジャパンとCloud Paymentは7月1日、業務提携をはじめたと発表した。データ連携とマーケティングセールス領域で協業していく。
それぞれ、税理士向けクラウド会計「A-SaaS」、クラウド型継続請求管理サービス「経理のミカタ」を展開するFinTech企業。税理士事務所の業務効率化や生産性の向上を支援することで、士業による中小企業の業績や生産性の向上を図っていくのが狙い。
提携の第一弾として、経理のミカタで入力したデータをA-SaaSで取り込めるよう、データ連携の体制を整える。入力した請求書データがCSV型式で生成され、それをインポートすることで会計データとしての利用を可能にする。2015年夏より提供をはじめる。
また、税理士事務所を対象にしたセミナーも共同で行っていく。クラウドを使う「マイナンバー対策」をアカウンティング・サース・ジャパンが、税理士事務所は顧問先企業に定期的に発生する「請求業務の課題と打開策」をCloud Paymentが担う。
A-SaaSは個人事業主・小規模法人向けクラウド会計「freee」、経理のミカタはマネーフォワード展開のクラウド会計「MFクラウド会計」などともデータ/サービス連携を行っている。
FinTechとは
FinTechとは金融(Finance)と技術(Technology)を合わせた言葉で、主に金融テクノロジーを軸に事業・サービスを展開するベンチャー企業やそのイノベーションを差す。
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