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公開迫るWindows 10、アップグレード開始後どうなる?Enterprise IT Kaleidoscope(4/4 ページ)

「Insider Program」によるWindows 10のビルドの更新が立て続けに行われ、7月29日のアップグレードのリリースに向けた準備が本格化している。アップグレード開始後の様子を占ってみたい。

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エディション別の機能は?

 MicrosoftのWebサイトにWindows 10のエディション別の機能表が掲載された。ProとEnterpriseの違いとしては「Direct Access」「Windows To Go」「AppLocker」「BranchCache」「Start Screen Control With Group Policy」「Granular UX Control」「Credential Guard」「Device Guard」「Long Term Servicing Branch」などがある。


Windows 10のコア機能。Home、Pro、Enterprise、Educationなどでも同じだ

 機能としてはProとEnterpriseによって大幅に異なるわけではない。しかし、数百台規模のPCを導入している中小企業にとって、Enterprise版はメリットのあるだと考えられる。Enterprise版は、ソフトウェアアシュアランス(SA)などのサブスクリプション契約で利用する。年額でコストを支払う必要があるため、Pro版のように“買いきり”というわけではない。

 それでもEnterprise版は、OSだけではなく、MDOP(Microsoft Desktop Optimization Pack)などのツールが利用できるメリットがある。将来を考えれば中小企業でもSA契約をベースとしたEnterprise版にシフトしていくべきだろう。Microsoftも企業ユーザーには、SA契約ベースでEnterprise版を利用してほしいと考えていることから、今後は優遇策などが発表されるだろう。

ビジネス向けの機能として、ProとEnterpriseでは差が幾つか存在する。主にPC管理、セキュリティなどで差がある
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