Apple初のAndroidアプリ「Move to iOS」がGoogle Playに登場
Appleが初めて提供するAndroidアプリ「Move to iOS」は、Android端末からiOS端末への移行をサポートするツールだ。コンタクトやメールアカウントなどをiOS端末側が開設するプライベートWi-Fiネットワーク経由で転送できる。
米Appleは9月16日(現地時間)、モバイルOS「iOS 9」のリリースに合わせ、Androidアプリ「Move to iOS」を米GoogleのGoogle Playで公開した。
AppleがAndroid向けアプリをリリースするのはこれが初めてだ。(Apple MusicのAndroidアプリをリリースすることは発表しているが、まだ登場していない。)
アプリ名から分かるように、AndroidからiOSへの移行をサポートするツールだ。Android端末内のコンタクト、メッセージ履歴、写真と動画、ブラウザのブックマーク、メールアカウント、カレンダーのデータをこのアプリで移行できる。
当初の説明ではiOS端末側にもアプリをインストールするとなっていたがその必要はないようだ。Google Playにある説明によると、このアプリで移行を選択すると、iPhoneあるいはiPadがプライベートなWi-Fiネットワーク内でこのアプリを稼働中のAndroid端末を検知し、セキュリティコードを入力すると移行が始まるという。
移行が完了したAndroid端末の画面には、「Recycle your Android Phone このAndroid端末は、Apple Storeで無料でリサイクルできます」というメッセージが表示される。現在AppleのリサイクルプログラムのページにはAndroidの下取りについては明記されていないが、今年3月にApple製品以外の端末の下取りプログラムを開始すると報じられていた。
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