クラウド事業好調、「SAPは“どうでもよくなった"」 ラリー・エリソンCTO:Oracle OpenWorld 2015 Report(1/2 ページ)
IT企業のカンファレンスで世界有数の規模を誇る「Oracle OpenWorld」が今年もサンフランシスコで開幕した。マーク・ハードCEO、ラリー・エリソン会長兼CTOがオープニング基調講演にさっそく登場した。
カリフォルニア州サンフランシスコの街の一角が、真っ赤なコーポレートカラーと人で埋め尽くされる。サンフランシスコの中心部、モスコーニセンターで10月25日(現地時間)、米Oracleの年次カンファレンス「Oracle OpenWorld 2015」が開幕した。
Oracle OpenWorld 2015は、今年2015年で21回目。世界141カ国から6万人以上が来場するIT企業のカンファレンスとして世界有数の規模を誇る。会期中のセッション数は2508に上り、ダウンタウンにある高級ホテルなど18カ所が会場になる。例年通りモスコーニセンター前のハワードストリートを閉鎖して、多目的スペースを特設。この場所がパーティー会場や講演会場などに変貌する。
また、2015年は「Java 20周年」の年でもある。近隣のホテル ヒルトンサンフランシスコ ユニオンスクエアを会場に「Java One 2015」も同時開催された。メイン会場のモスコー二ウエスト ホールDで行われたJavaOne初日の基調講演で、米Oracke Javaプラットフォームグループ バイスプレジデントのジョージ・サーブ氏やインテル システムテクノロジーandオプティマイゼーション VP兼GMのマイケル・グリーン氏が「世界で最も優れたプログラミング言語」と自身らが愛したJava誕生20年の歴史を振り返り、そしてIoTの発展と密接に結び付くインテルプラットフォームで動かせるJava EEの優位性を解説。そして米Oracke Javaプラットフォームグループ チーフアーキテクトのマーク・レインホルド氏が「Java 9」に採用する予定の新技術を紹介した。
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