ニュース
Google、ダウンロード前に60秒試せるモバイルアプリ広告「Trial Run Ads」発表
Googleが、「Try Now」をタップするとインストールせずに60秒だけゲームなどを試せるモバイルアプリ広告「Trial Run Ads」を発表した。ユーザーはアプリを“ストリーミング”で試してからインストールするかどうかを決められる。
米Googleは12月3日(現地時間)、モバイルアプリ広告の新書式「Trial Run Ads」を発表した。現在限定β版をテスト中という。
アプリ広告に表示される「Try Now」をタップすると、アプリをインストールせずにその場で60秒間だけアプリを試せる。カジュアルゲームであれば、60秒あれば十分遊べるだろう。ユーザーは60秒遊んでみて、気に入れば画面右上の「Install」ボタンをタップすることであらためてアプリをインストールできる。
Googleは11月に、モバイル版Google検索結果でインストールしていないアプリを“ストリーミング”で利用できるサービス「Stream」を発表しており、Trial Run Adsでもこの技術を応用しているようだ。
同社はまた、広告主がHTML5を使ってインタラクティブな広告を作成できる広告フォーマット「Interactive Interstitial」のβ版も発表した。例えば横スワイプで特別セール情報を表示したり、カルーセル状の商品カタログを掲載できる。
関連記事
- Google、モバイル検索結果からインストールしていないアプリも使える「Stream」発表
Googleが、モバイル検索結果でのアプリ内コンテンツ表示を強化し、アプリによっては端末にインストールしていなくても検索結果から“ストリーミング”でアプリのサービスを使えるようにした。 - Google、巨大アプリインストール広告を表示するモバイルサイトをランクダウンへ
Google検索結果のリンクをタップしてコンテンツを開こうとしたら、そのコンテンツの専用アプリの大きなインストール広告が表示されてコンテンツが見えない──。そんなWebサイトのランキングが11月1日から下げられる。 - Google、「アプリダウンロードの全画面広告は逆効果」と不使用推奨
モバイルWebサイトにアクセスするユーザーにネイティブアプリのダウンロードを勧める全画面広告(インタースティシャル広告)を表示することは、あまり効果がないばかりかWebサイトからも離脱されてしまうとして、こうした広告の代替案を勧めている。 - モバイル検索結果のレジボタン付き広告「Purchases on Google」、まずは米国でテスト開始
モバイル版Google検索で商品名などを検索すると、結果のトップに「Shop on Google」コーナーが表示され、タップするとレジボタン付きのカードでその場で購入できる「Purchases on Google」広告のテストが米国で始まった。 - Google、AdWordsモバイル広告の“うっかりタップ”回避策を発表
モバイルブラウザやアプリ内広告を意図せずタップしてしまうのは、ユーザーにとっても広告主にとっても不愉快なものだ。Googleがこうしたうっかりタップを回避するための3つの対策をAdWordsに追加した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.