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モバイル検索結果のレジボタン付き広告「Purchases on Google」、まずは米国でテスト開始

モバイル版Google検索で商品名などを検索すると、結果のトップに「Shop on Google」コーナーが表示され、タップするとレジボタン付きのカードでその場で購入できる「Purchases on Google」広告のテストが米国で始まった。

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 米Googleは7月15日(現地時間)、モバイルでのGoogle検索結果の広告から直接商品を購入できる新機能「Purchases on Google」を発表した。まずは米国で、StaplesやUnder Armourなどの小売りパートナーとテストを開始する。

 例えばAndroidでの「女性用パーカー」の検索結果のトップに表示される「Shop on Google」というコーナーでカード状に表示される広告(下左図)をタップすると、商品の写真や価格、レビューのついた広告カードが表示され、スクロールすると「Checkout」(レジ)ボタンがある(下中央図)。これをタップすると決済画面になり(下右図)、Googleアカウントに登録してある決済や住所の情報から購入方法をプルダウンメニューで選択し「PLACE ORDER」(発注)ボタンをタップすることで商品を購入できる。ここまでの操作はすべてGoogleのサービス内で完結する。

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Shop on Google広告での商品購入

 小売店側は広告のクリック単価を支払うだけで、決済などのシステムはGoogleが担う。ユーザーは初めて購入するショップでも住所やクレジットカード情報などを入力せずにショッピングできる。公式ブログには説明はないが、当然「Android Pay」での支払いも可能になるだろう。

 広告やコンテンツ上に購入ボタンを設置する試みは、Facebook、その傘下のInstagramTwitterなどが取り組み中だ。Pinterestは一足早く、7月1日から米国のiOSアプリで「Buy」ボタン付きピンの表示を開始している。

 Googleはこの他、以下のような広告機能も発表した。いずれも日本で表示されるようになるのはまだしばらく先のようだ。

  • ランキング、レーティング付き広告(「ナイキの一番いいシューズ」などの検索結果に表示)
  • レビューカード付き広告(検索語に「レビュー」や「お勧めの」などが入っている場合に表示)
  • スペック詳細へのリンク付き広告(カメラなどの電子機器の検索結果に表示)
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左から、ランキング広告、レビュー付き広告、スペックリンク付き広告
  • 2013年から米国で提供している位置情報付き広告「Local Inventory Ads」の優先表示(検索語に「近所の」などが入っている場合)
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Local Inventory Ads

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