ニュース
GoPro、Microsoftと特許ライセンス契約を締結
ウェアラブルカメラのGoProがMicrosoftと「ファイルストレージその他の技術」に関する特許ライセンス契約を締結した。この契約で、GoProのカメラで長時間録画してもファイルが分割されなくなる可能性がある。
米Microsoftは2月5日(現地時間)、ウェアラブルカメラメーカーの米GoProと協力的特許ライセンス契約を締結したと発表した。「ファイルストレージその他の技術」に関する契約としている。
「Microsoftの個人向けウェアラブル技術のライセンスは、世界中のユーザーのためのソリューションを最適化したいあらゆる分野の企業から強く求められている」と同社は説明する。
契約内容は非公開だが、米TechCrunchは、この契約には、Microsoftの「exFAT(拡張ファイルアロケーションテーブル)」ファイルシステムが含まれると報じた。このシステムを採用すると、FATシステムの1ファイル4GBという制限よりもサイズの大きなファイルをSDカードに保存できるようになる。
GoProのカメラ(リンク先はPDFのスペック表)のほとんどはFATシステムを採用しており、録画しているファイルサイズが4GBを超えると自動的にファイルが分割されるようになっている。今回の契約で、このファイル分割がなくなり、便利になる可能性がある。
GoProが2月初頭に発表した2015年第4四半期の決算は、年末商戦での売り上げ不振もあって赤字で、7%の人員削減計画を発表している。
関連記事
- GoPro、カメラドローン「Karma」を2016年に発売へ
ウェアラブルカメラのGoProが、2016年にカメラ搭載ドローン「Karma(カルマ)」を発売すると発表した。 - GoPro、HERO4の約半分サイズの防水カメラ「HERO4 Session」発売へ
ウェアラブルカメラのGoProが、主力モデル「HERO4」より“50%小さく40%軽い”と謳うコンパクトな新製品「HERO4 Session」を発表した。 - アクションカム“GoPro”に新モデル「HERO4 BLACK」「HERO4 SILVER」
アクションカムの代名詞「GoPro」に撮影機能を強化した新モデルが登場。より高性能なBLACKと、タッチパネルディスプレイを搭載し操作性を向上させたSILVERの2モデルをラインアップする。 - GoProが株式公開 約4億ドル調達
ウェアラブルカメラのGoProがNASDAQ市場に上場した。公募価格は24ドルで、一時は32.80ドルをつけ、37%上回った。 - ニコン、Android搭載デジタルカメラでMicrosoftにライセンス料支払い
Microsoftとニコンが、ニコン製Androidデジカメに関する特許ライセンス契約を結んだ。ニコンがMicrosoftに特許使用料を支払う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.