インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月29日、スマートフォンなど画面をスワイプして二要素認証を行う法人向けの「IIJ SmartKeyマネージメントサービス」を開始した。アプリが必要だが、ワンタイムパスワードの文字を入力しなくて済む。
同サービスは個人向けに無償提供しているスマートフォン向けワンタイムパスワード管理アプリ「IIJ SmartKey」をベースに、二段階認証機能をクラウドサービスで提供するもの。Webサイトアクセスでの2段階認証などに利用できる。
万一ユーザーの端末が紛失や紛失に遭った場合は、管理者ポータルからユーザーのアカウントを無効化して第三者による不正な認証要求を拒否できる。ユーザーの通信環境が良好でない場合は、一時的にワンタイムパスワード方式に切り替えられるという。
利用メニューはアカウント単位の従量課金「エンタープライズプラン」と認証成功の回数に応じて課金される「サービスプロバイダプラン」の2種類で、エンタープライズプランは月額5000円の他に1アカウントあたり月額100円が必要。サービスプロバイダプランは個別見積りとなる。
関連記事
- そんな目的でケータイ電話番号を渡したつもりはないのに……
非公開に設定したはずのケータイ番号が、Facebookの検索で表示されてしまう可能性がある――。先週、そんなニュースが注目を集めました。今回は、このようなことが起こってしまう理由と自衛手段について考えます。 - 京都府2市のマイナンバー対応、生体認証で「顔」と「指」に分かれる
京都府の京田辺市と長岡京市が生体とパスワードによる二要素認証を導入。生体認証では京田辺市が指を、長岡京市が顔を選択した。 - 第3回 「Windows 10」ではパスワードがいらなくなる?
マイクロソフトの新OS「Windows 10」。もう使ったという方も、まだ試していないという人もいると思うが、あらためてそのポイントを“マイクロソフトの人”に解説してもらおう。第3回は企業のセキュリティを担保する、新たな認証方法について。 - 米Amazon、2段階認証を導入
米Amazonの通販サイトで2段階認証を有効にすると、ログオンの際にパスワードに加えてセキュリティコードの入力を求められる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.