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Microsoft、片手入力モード付きiPhoneキーボードアプリ「Word Flow」を米国で公開
Microsoftが、Lumiaシリーズで提供するキーボードアプリ「Word Flow」をiPhone向けに最適化し、米国のApp Storeで無償でリリースした。片手入力に便利な扇状の「Arc Mode」が特徴だ。
米Microsoftは4月25日(現地時間)、米Appleの米国版App Storeでキーボードアプリ「Word Flow」を無料公開した。iPhone向けに最適化されており、サポート言語は現在英語のみ。
Word Flowは、Microsoftのオリジナルスマートフォン「Lumia」シリーズにプリインストールされているキーボード。タップでもスワイプでも入力できる。
片手入力向けの「Arc Mode」が特徴だ。キーボードが右下あるいは左下に扇状に表示されるので、片手で端末を持って親指だけで入力できる。大画面端末では特に便利そうだ。
ユーザーの利用履歴から学習した予測変換、自動訂正機能を搭載する。2月に買収した英SwiftKeyの技術を採用しているようだ。さらに、端末内の連絡先への接続を許可すれば連絡先に登録してある人名を予測変換する。
キーボード部分を画像でカスタマイズする機能もある。アプリに含まれる画像だけでなく、オリジナルの画像をキーボードの背景に配置できる。
Microsoftは今月、SwiftKeyベースの別のキーボードアプリ「Hub Keyboard」もiPhoneおよびAndroid向けにリリースしている。
いずれもMicrosoftの技術インキュベータープロジェクト「Microsoft Garage」の製品だ。
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