ブラジルの「マリオさん」に、勝手にメアドを使われていたでござるの巻:半径300メートルのIT(2/3 ページ)
最近、自分のGmailアドレスを使って、誰かがさまざまなWebサービスに登録するという“事件”が起こりました。どうしようかとサポート窓口に聞いてみたところ、なんと犯人は地球の裏側にいたのです。
サポート窓口に聞いてみたら……
その1つは日本にもサポート窓口があるサービスでしたので、確認の電話をかけてみました。「ちょっと込み入った事象なのですが……」と前置きし、起きたことを話すと、すぐにエスカレーションされ、マネージャークラスと思われる担当者が登場。調べてもらうと「ああ……これ、ブラジルのマリオさんがついさっき登録してますね」とひと言。そ、それは私が知らなくていい情報です(苦笑)。
いきさつはこうです。ブラジルに住むマリオ・タケシさん(仮名)が、私が持つメールアドレスのアカウント「mtakeshi」を、マリオさんが持つメールアドレスだと思い込んで(もしくは間違えて)クラウドサービスに登録。この場合、メールアドレスはIDとして有効なので、マリオさんは普通にサービスを使えます。ただし、アラートやお知らせメールは全て私のところに届くという状況。
私はサポートの方に聞きました。
「では、マリオさんに連絡して、変えてもらってください」――しかし答えは無情にも「できません」。どうやらその企業内のポリシーで、そういった目的で個人に連絡することができないとのこと。メールで送ったとしても私のところに届くだけで、どうやら相手に連絡する手段がないようです。「では、どうしたらいいのでしょうか」「メールを無視していただくしか……」。えええ、そんな!
そして、もう1点気になることを聞きます。「私自身のメールアドレスで、御社のサービスを利用することはもうできないのでしょうか?」 この答えも「その通りです」。
えええええっ!
結局、私のメールアドレスが登録できるサービスが減ってしまいました。実はこの後、マリオ氏により、もう1つ著名な、私も使う可能性があるクラウドサービスにも登録されることになります。きっと同じ回答になるであろうと思い、もう無視することにしました……。
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