コレ1枚で分かる「サーバ仮想化の3つのメリット」:即席!3分で分かるITトレンド(1/2 ページ)
サーバ仮想化のメリットである「物理マシンの集約」「ソフトウェア定義」「ライブマイグレーション」について解説します。
この連載は
カップめんを待つ間に、電車の待ち時間に、歯磨きしている間に“いまさら聞けない”ITトレンドが分かっちゃう! 今さら聞けないITの最新トレンドやビジネス戦略を、体系的に整理して分かりやすく解説する連載です。「この用語、案外、分かっているようで分かっていないかも」「IT用語を現場の社員にもっと分かりやすく説明できるようになりたい」――。情シスの皆さんのこんな課題を解決します。
サーバ仮想化による享受できる3つのメリットについて解説します。
物理マシンの集約
物理マシン、つまり機械の台数を減らすことができます。仮想化されていないサーバは、その機械が持っている能力を最大まで使うことはあまりなく、また使用率にもばらつきがあるのが一般的です。こういうサーバを束ねて集約することで、1台の機械の能力を無駄なく使えば、使用率は高まり、機械の台数を減らすことができます。
使用率が高く、性能が低い旧式機械を使っている場合、その機械の何台分もの能力を持つ新しい機械に集約することで、台数を減らすことができます。
使用する機械の台数を減らせば、購入費用の抑制、電気代やCO2の削減、データセンターを借用している場合は、その使用料を削減できます。
ソフトウェア定義
機械の設置や配線といった物理的な作業を伴わずに、サーバ機能や性能の調達、構成の変更が実現します。運用管理者は、画面のメニューやコマンドを使って設定するだけです。もちろん仮想サーバとして使おうとしている能力の合計が物理マシンの能力の上限を超えないことが前提ですが、その範囲内であれば、仮想サーバの調達や複製、構成変更は、設定だけで可能です。
これにより、仮想サーバの調達や構成変更が柔軟、迅速に、しかも稼働中にできるようになり、運用管理業務の作業効率を高めることができます。
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