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ロシア出身の「Kotlin」がAndroidの正式開発言語にGoogle I/O 2017

ロシア生まれのオブジェクト指向プログラミング言語「Kotlin」がAndroidの正式開発言語になり、「Android Studio 3.0」の一部として提供される。

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 米Googleは5月17日(現地時間)、年次開発者会議「Google I/O 2017」の基調講演で、Androidの正式開発言語として「Kotlin」を採用したと発表した。

 Kotlinは、同日発表されたAndroidアプリ向け統合開発環境(IDE)「Android Studio 3.0」の一部として提供される。

 Kotlinは、チェコのソフトウェアメーカーJetBrainsが2011年に発表したオープンソースのオブジェクト指向プログラミング言語。Kotlinはマキシム・シャフィロフCEOの拠点であるサンクトペテルブルクの近くにあるKotlin Islandからとった。Androidのランタイムと完全な互換性があり、既存のAndroidのコードとも相互運用できることから、正式開発言語に選ばれたと、Androidのプロダクト管理ディレクター、ステファニー・サード・カスバートソン氏が説明した。

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嬉しそうにKotlinを発表するカスバートソン氏

 Google I/OにはシャフィロフCEOも参加しており、セッションにも登壇するようだ。

 シャフィロフ氏によると、JetBrainsは今後も独立企業としてAndroidだけでなく、macOSおよびiOSのサポートも続ける計画という。

 かつてGoogleがAndroidの正式開発言語として米Appleの「Swift」を検討しているといううわさがあったが、それは実現しなかったようだ。

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