Oracle、「Oracle Exadata Cloud」をOracle CloudのIaaS基盤で提供
Oracleが次世代クラウドインフラストラクチャとするOracle CloudのIaaS基盤で、「Oracle Exadata Cloud」の提供を開始した。
オラクルは8月21日、データベースクラウドサービス「Oracle Exadata Cloud」を、統合型インフラストラクチャサービス「Oracle Cloud Infrastructure as a Service(IaaS)」で提供すると発表した。
オンプレミスおよびパブリッククラウド向けに提供される「Oracle Exadata」と、「Oracle Cloud」独自のベアメタルコンピュートおよびストレージサービスを組み合わせて提供することで、アプリケーションを高速で稼働できる性能と高可用性を実現。高速な接続性、プロビジョニング、プロセシング、データベースアクセスなどの性能を実装したうえ、コストパフォーマンスにも優れ、さまざまなレイヤーにおけるアプリケーション開発や展開を向上させるという。
高速処理と高可用性を両立したことで、リアルタイムターゲティング、アナリティクス、パーソナリゼーションといった用途アプリケーションなどを、クラウドで高いパフォーマンスが発揮できるようになるとしている。
Oracle Cloud Infrastructureでは、ベアメタルサーバを5分以内でセルフプロビジョニングでき、400万IOPS(I/O per Second)以上のパフォーマンスを実現可能。また、60IOPS単位でリニアに性能を拡張できるブロックストレージや、Oracle Exadata Cloudで同じ低レイテンシの「Virtual Cloud Network(VCN)」も利用できる。
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