Facebook、「過去のこの日」に不快画像のフィルター機能を追加し全ユーザーに提供開始
Facebookのニュースフィードに表示される「過去のこの日」を全ユーザーが使えるようになった。不快かもしれない写真をフィルタリングする機能を開発し、従来より関連性の高い写真を表示するようにしたとしている。また、友達100人、などのマイルストーンを祝すメッセージも表示されるようになる。
米Facebookは8月25日(現地時間)、「過去のこの日」機能の改善と、1カ月ごと、季節ごとの出来事をまとめるカードの提供開始を発表した。
「過去のこの日」に見たくないであろう写真をフィルタリングする機能
「過去のこの日」は、Facebookのニュースフィードにランダムに表示される過去の同じ日の自分の投稿や自分がタグ付けされた友達の投稿、重要なライフイベントなどのこと。Facebookによると「Facebookで最も人気のある機能の1つ」。これまで一部のユーザーだけが利用できたが、同日から全ユーザーのニュースフィードに表示されるようになる。
過去のこの日で表示される投稿は自分では選べないので、場合によってはネガティブな感情を引き起こす写真が表示されてしまうこともある。Facebookはこうしたことを回避するため、「ユーザーにとって最も関連性が高く、楽しいものであるはずの写真を選択するコンテンツのフィルター方法を開発した」としている。
月ごと、季節ごとのまとめカード
Facebookには既に「今年のまとめ」という、ユーザーが1年間に投稿した、およびタグ付けされた写真の中からFacebookがセレクトした10枚の写真で構成されるカード状のコンテンツがあるが、その1カ月版と四季ごとの季節版も表示されるようになる。過去のこの日や今年のまとめ同様に、これらも編集・共有が可能だ。
祝キリ番カード
2つのキリ番を祝うメッセージがニュースフィードに表示されるようになる。
1つは、投稿への「いいね!」の数が1000回などのきりのいい数になった場合、もう1つは友達が100人などのきりのいい数になった場合に表示される。
これらのメッセージは本人にのみ表示される。将来的には共有できるようにする計画という。また、同じようなメッセージを段階的に増やしていくとしている。
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