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Flash Playerの臨時アップデート公開、既にWindowsを狙った攻撃が発生
Windowsを狙った限定的な標的型攻撃が発生しているといい、最優先でアップデートを適用するよう促している。
米Adobe Systemsは10月16日、Flash Playerの脆弱性を修正する臨時セキュリティアップデートをWindows、Mac、Linux、Chrome OS向けに公開した。既に攻撃の発生が報告されていることから、ユーザーは対応を急ぐ必要がある。
Adobeのセキュリティ情報によると、今回のアップデートでは1件の重大な脆弱性に対処した。Windowsを狙った限定的な標的型攻撃が発生しているといい、最優先でアップデートを適用するよう促している。
脆弱性はFlash Playerのバージョン27.0.0.159(Microsoft EdgeとInternet Explorer 11向けはバージョン27.0.0.130)に存在する。悪用されれば型の取り違え問題を突かれて不正なコードを実行される恐れがある。Windows、Mac、Linux向けとも、更新版のFlash Playerバージョン27.0.0.170で問題が修正された。
今回の問題を発見したKaspersky Labによると、この脆弱性はMicrosoft Office文書を介してマルウェア「FinSpy」に感染させる攻撃に悪用されているという。
攻撃に関与しているのは「BlackOasis」と呼ばれる集団で、過去にも別の未解決の脆弱性を悪用していたことが分かっているという。
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