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ソフトバンク傘下のSprintとT-Mobileの経営統合は交渉決裂
米携帯市場3位のT-Mobileと4位でソフトバンク傘下のSprintが、合併交渉で合意にいたらなかったと正式に発表した。米メディアによると、合併後の指導権をめぐって合意できなかったという。
米通信キャリア市場第3位の独Deutsche Telekom傘下のT-Mobileと第4位のソフトバンク傘下のSprintは11月4日(現地時間)、両社合併の交渉を終了したと発表した。合意に達することができなかったとしている。
米Wall Street Journalによると、ソフトバンクの孫正義社長は両社のCEOとDeutsche Telekomのティム・ヘットゲスCEOを東京の自宅に招き、ディナーの席で合併について話し合ったが、ソフトバンクとDeutsche Telekomのいずれもが合併後の指導的立場を求めたため、合意できなかったという。
T-Mobileのジョン・レジャーCEOは発表文で「Sprintとの合併は様々な理由で成立しなかった。その1つは、顧客と株主にとって大きなメリットを生み出せるかどうかということだ」と語った。同社は直近の業績発表まで15四半期連続で成長しており、「どこと交渉するにしても、この素晴らしい記録を持つT-Mobileの長期的な価値を高める結果につながらなければならない」。
Sprintのマルチェロ・クラウレCEOは「(T-Mobileとの)合併は実現できなかったが、他社との統合によるスケール拡大のメリットは認識している」と語った。「われわれは(VerizonとAT&Tによる)複占および新たな競合との戦いを続ける」。
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