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住信SBIネット銀行、住宅ローンの審査にAIを導入 多様化する顧客ニーズに対応
住信SBIネット銀行が、住宅ローン審査業務にAI技術を活用した手法を導入。複数の機械学習手法を組み合わせて精度を出すアンサンブル学習法を利用した分析により、精度の高い審査モデルを構築したという。
住信SBIネット銀行は11月15日、住宅ローン審査業務の高度化に向けてAI(人工知能)技術を活用した審査手法を導入すると発表した。
同行は、住宅ローンの取り扱い額が3兆8000億円を超えたと11月1日に発表しており、利用者の増加が見込まれる中、AI技術を活用した審査手法を導入することで住宅ローン審査業務の高度化を図り、多様化する顧客のニーズに応え、利便性向上を実現していくとしている。
今回用いたAI技術は、複数の機械学習手法を混合したアンサンブルモデル。一般的な機械学習手法に見られるアルゴリズムの不透明性を排除しつつ、従来の審査モデルと比較して高い予測精度を実現するという。
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