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横浜銀行、RPA活用で住宅ローン業務などの定型作業を効率化 IBMが支援
横浜銀行は、約900業務を棚卸しした結果、住宅ローン業務や事務センター業務などからRPAの導入に着手した。定型作業をソフトウェアロボットに代替させて自動化し、業務効率化と業務改革を推進する。
横浜銀行は、日本IBMの支援の下、2017年11月1日からRPA(Robotic Process Automation)の導入を進めている。
今回はその第一弾として、住宅ローン業務、事務センター業務、インターネットバンキングのモニタリング業務などにRPAを導入する。
導入にあたり、業務の棚卸を広く行い、全体最適化を検討するため、本部全体の約900業務の棚卸を実施。その中から大きな効果が見込まれる業務を選定したという。
今後、順次対象業務を拡大していき、業務プロセス全体で自動化できる範囲の拡大や、類似業務のロボットの共通化なども図る計画だ。
日本IBMは、対象業務の棚卸や選定の支援、技術検証、ロボットの開発を行っている。
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