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Alexa開発の中心人物がAmazon.comを退社「忙しすぎた」
2013年にAmazon入りし、AlexaやEchoシリーズの開発で活躍した元Microsoftのチャーリー・キンデル氏が同社を退社した。しばらく休むとしている。
米Amazon.comの音声AIアシスタント「Alexa」の立ち上げに参加し、関連事業を推進してきたチャーリー・キンデル氏が4月27日(現地時間)に退社した。同氏が自分のブログで発表した。
キンデル氏は2013年、21年務めたMicrosoftを退社した後Amazon入りした。その際、自身のLinkedInで、「Amazonで秘密のあるものを担当するディレクターになった」と書いた。Amazon Wawlletなどを手掛けた後、2015年に立ち上げられたばかりのAlexaチームに参加し、製品管理責任者に就任。AlexaおよびEchoシリーズの開発に従事した。
同氏はAmazonを退社する理由を「この5年間のペースについにやられた。一息つく必要がある」と説明した。車の修理スケジュールが2年遅れているし、(Amazonでスマートホームを手掛けているのに)自宅のスマートホームが2001年のままの状態だと、忙しすぎる状況を語った。
一度完全に休みたいから退社するのであり、しばらくしたらAmazonに戻る可能性もあるという。
同氏のLinkedInのプロフィールには「公式にサボり中」とある。最近変更された壁紙は自宅のガレージのようだ。しばらくは愛車のメンテナンスを楽しむのかもいれない。
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