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タブレットの世界出荷調査、AppleとHuaweiのみが前年同期比増──IDC調べ
IDCの第2四半期世界タブレット出荷調査によると、総出荷台数が15期連続で減少する中、メーカー別首位のAppleは0.9%増、3位のHuaweiは7.7%増だった。
米調査会社IDCは8月2日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の世界におけるメーカー別タブレット出荷に関する調査結果を発表した。
総出荷台数は15四半期連続で減少する中、米Appleと中国Huaweiだけが前年同期比で増加した。総出荷台数は13.5%減の3300万台だった。
メーカー別ランキングでは、「iPad」シリーズを販売するAppleが首位をキープ。出荷台数は0.9%増の1150万台で、シェアは34.9%だった。2位も変わらず韓国Samsung Electronicsだが、出荷台数は16.1%減でシェアを0.4ポイント落とした。同社は1日、新タブレット「Galaxy Tab S4」を発表した。
3位のHuaweiの出荷台数は7.7%増の340万台。日本を除くアジア太平洋地域で人気で、出荷台数の50%以上がこの地域だった。「Media Pad M5 Pro」のような2in1(キーボードカバーなどを装着することでPCのようにも使えるタブレット)モデルの出荷は前年の3倍だった。
IDCは「Surface GoやChrome OSベースのタブレットが発売され、比較的安価なiPad Proも登場すれば、2in1式のタブレットの未来は明るい」としている。
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