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Teslaのイーロン・マスクCEOをSECが証券詐欺容疑で提訴
TeslaのマスクCEOが8月に非公開化の可能性についてツイートし、その後撤回したことは証券詐欺罪に当たる可能性があるとして、米証券取引委員会が同氏を提訴した。
米証券取引委員会(SEC)は9月27日(現地時間)、米Teslaのイーロン・マスクCEOを証券詐欺罪でニューヨーク州南部地区の連邦地裁に提訴したと発表した。同氏が8月、Teslaの非公開化をツイートし、その後計画を撤回したと発表したことが、投資家を混乱させた疑いがあるため。
マスク氏は8月7日、2200万人のフォロワーを持つ個人のTwitterアカウントで「Teslaの株式を1株当たり420ドルで非公開化しようかと検討している。資金は確保した」とツイートした。SECによると、このツイートによってTeslaの株価は6%以上上がった。
SECは、これにより金銭的な被害を受けた投資家がいる可能性があると指摘する。
マスク氏は8月24日に、Teslaの公式ブログで、「その後、多くのステークホルダーとの話し合いや徹底的な検討の結果」、「Teslaは上場企業のままである方がよいと確信した」として非公開化をやめると説明した。
SECは発表文で「(CEOの)セレブとしての立場やイノベーターとしての名声は、企業トップとしての責任を軽減するライセンスにはならない」としている。
本稿執筆現在、Teslaの公式ブログあるいはマスク氏はこの件について何も発表していない。
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