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デジタルマーケティング製品をセールスフォースが強化 新たな2ツールを国内で提供開始
セールスフォース・ドットコムは、新たなマーケティングツール「Customer 360 Audiences」「Interaction Studio」の国内提供を開始した。顧客情報の一元管理/活用や、リアルタイムかつパーソナルな顧客体験の提供、エンゲージメント獲得などを支援する。
セールスフォース・ドットコムは2020年12月8日、顧客データプラットフォーム「Customer 360 Audiences」と接客管理ツール「Interaction Studio」の国内提供を開始した。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響などによって国内のデジタル化が急加速し、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)も加速している中、デジタルマーケティングの領域では、よりリアルタイムかつパーソナルな顧客体験の提供ニーズが高まっている。
顧客データを単一プラットフォームで活用 新たな2機能とは
今回新たに提供される2製品は、こうしたマーケティング領域の課題を解決するために設計、開発されたマーケティングツールだ。1 to 1マーケティングを支援する同社のプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud」上で利用できる。
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