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Firefoxに任意のコード実行が可能になる脆弱性、迅速にアップデートを
Webブラウザ「Firefox」とエンタープライズ向けのFirefox「Firefox ESR」に複数のメモリ関連バグが発見された。脆弱性の中には任意のコード実行が可能になるものも含まれており注意が必要だ。
米国コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT)は2021年10月6日(現地時間)、Mozilla Foundation(Mozilla)がWebブラウザ「Firefox」とエンタープライズ向けのFirefox「Firefox ESR」に存在する複数の脆弱(ぜいじゃく)性に対応するセキュリティアップデートを公開したと報じた。脆弱性の影響を受けたシステムは、制御権が乗っ取られる危険性があるとされており注意が必要だ。
修正されたFirefoxのバージョンは
脆弱性が修正されたプロダクトとバージョンは以下の通りだ。
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