連載
2022年もLog4Shellに要警戒 Microsoftが脅威アクターの動向を分析
Log4jの脆弱性、通称「Log4Shell」を利用したサイバー攻撃は今後さらに拡大が懸念されている。この問題は短期に収束するめどが見えておらず、今後長期にわたりサイバー攻撃で使われる危険性が指摘されている。
Microsoftは同社のブログで、2021年12月最後の数週間で「Apache Log4j」(Log4j)の脆弱(ぜいじゃく)性(CVE-2021-44228、CVE-2021-45046、CVE-2021-44832)、通称「Log4Shell」を利用したサイバー攻撃が高水準で推移したと伝えた。同社はこの問題の解決には長い時間がかかると予測しており、継続的な警戒が必要だと注意を呼びかけている。
2022年も引き続き警戒を 脅威アクターの動向は
関連記事
- 休暇の前に必ずチェックしておきたいLog4jの脆弱性情報まとめ、JPCERT/CCが提供
JPCERTコーディネーションセンターがLog4jの脆弱性に関する情報のまとめページを公開した。影響を受ける可能性がある場合は必ず確認しておきたい。 - Log4jの脆弱性を突く攻撃はまだ収束せず ハニーポットの観測結果
Doctor Webがハニーポットで観測されたLog4jの脆弱性を狙うサイバー攻撃の動向について報告した。活発な活動が観測された時期や現在の攻撃の状況が明らかになっている。 - Gatekeeperを突破する脆弱性、実行の仕組みを専門家が解説
セキュリティ専門家がmacOSのセキュリティ機能「GateKeeper」を回避するとされる脆弱性CVE-2021-30853の分析結果を公開した。macOSのファイル検疫や公証チェックを回避することにも利用できたことが指摘されている。 - Apache HTTP Server 2.4.52が公開 深刻度「緊急」の脆弱性に対処
Apache Software Foundationは「Apache HTTP Server 2.4.52」を公開した。新バージョンは2つの脆弱性に対処した。内容の確認と迅速なアップデートが望まれる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.