Microsoft Teams、Vivaに新機能 フロントラインワーカーを支援へ
Microsoftはフロントラインワーカーの実態調査とTeams、Vivaの新機能を発表した。
Microsoftは2022年1月12日(現地時間)、「Work Trend Index Special Report:Technology Can Help Unlock a New Future for Frontline Workers」(テクノロジーが切り開く、フロントラインワーカーの新しい未来)を公開し、コラボレーションプラットフォームである「Microsoft Teams」と従業員エクスペリエンスプラットフォームである「Microsoft Viva」に、フロントラインワーカーを支援する新機能を追加すると発表した。
仕事に集中しつつ、チームや会社リーダーとも常につながるツール
フロントラインワーカーとは、「エッセンシャルワーカー」とも呼ばれ、工場や店舗など現場の最前線で働く人々を指す。Microsoftの調査によると、世界中でフロントラインワーカーを雇用する企業は全体の88%に上り、労働人口の80%に相当する20億人がフロントラインワーカーとして働く。
Microsoftのコーポレートバイスプレジデント、エマ ウィリアムス氏は「パンデミックがかつてない速さであらゆるワーカーの仕事の形を変えつつあります。DX(デジタルトランスフォーメーション)には、フロントラインワーカーの能力向上が不可欠です。Microsoftはフロントラインワーカーの方々が顧客や仕事に集中しながら、チームや会社のリーダーとも常につながっていられるようにするためのツールを提供しています。テクノロジーを適切に活用すれば、ワークフローをモダナイゼーションし、仕事の成果を高めると同時に職場の文化やコミュニケーションが向上します」と述べる。
同社によると、企業はフロントラインワーカー向けのデジタルツールへの投資を進め、フロントラインワーカーによるTeamsの利用は2020年3月〜2021年11月の間に400%増加した。
フロントラインワーカーはテクノロジーをどう見ている?
Work Trend Index Reportでは、以下の4つが明らかになった。
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