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指をかざすだけで買い物できる「手ぶらキャッシュレス」 福島・玉川村で実証実験へ
福島県玉川村は、NTTデータ、日立、三菱HCキャピタルと連携し、指静脈認証を活用した「手ぶらキャッシュレス」の実証事業を開始する。デジタル化した地域商品券と指認証情報をひも付け、指をかざすだけで決済が完了する。
福島県玉川村とNTTデータ、日立製作所(以下、日立)、三菱HCキャピタルは2022年3月29日、玉川村のデジタル化推進に向けた連携協定を締結した。
連携事業の第一弾として、指をかざすだけで買い物ができる「手ぶらキャッシュレス」の実証実験を2022年中に実施する。
指認証で地域商品券の利用・決済を実現 セキュリティ確保の方法は?
今回の手ぶらキャッシュレス実証実験では、村民に指静脈の情報を事前登録してもらい、村内の協力店舗で専用端末に指をかざすだけで玉川村の地域商品券を利用できるようにする。これにより、現金やクレジットカード、スマートフォンなどを携帯することなく手ぶらでの買い物が可能になる。
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