特集
自治体が本気で取り組むマーケティング活動 「メンマ爆売れ」の裏で市役所職員は何を仕組んでいたか(3/3 ページ)
最先端のマーケティング施策を自治体が駆使することは可能だろうか。福岡県糸島市が示したのは、データを駆使すれば街の活性化は不可能ではないという事実だ。
ヤフーのデータ活用ソリューションを活用した分析の特徴
糸島市は九州大学との連携で観光動態の調査も行っており、九州大学では、観光人流の可視化に、ヤフーの検索統計データをブラウザから分析できるデータソリューション「DS.INSIGHT」(ヤフーが有償提供)を利用している。
ヤフー データソリューション事業本部部長の大屋 誠氏は、「政府が提供する『RESUS』(地域経済分析システム)などの分析ツールを利用して公的なデータを分析することに加え、DS.INSIGHTが提供するWeb検索の統計データの活用が、さらに深い住民理解につながる」と説く。
そのポイントは、分析対象となるデータの鮮度だ。
関連記事
- ヤフーの検索ビッグデータの使い道 AWS消費財事業のキーパーソンが説く「商売のタネ」の見つけ方
サードパーティーデータが使えない中で、オンラインマーケティングの品質を高めるにはどんな方法が考えられるだろうか。検索ビッグデータを公開するヤフーは、個人情報を提供しない一方でさまざまな消費者ペルソナの嗜好や行動を探るヒントとなるデータを公開している。これらのデータはどう稼ぐ力に反映させればいいのか。ヒントを紹介する。 - 現場を巻き込め、企業の「使えるデータ基盤」構築の勘所とは
企業がDXを推進していく上で追求すべきなのが「データドリブン」だ。その実現のためには「使えるデータ基盤」づくりが不可欠だ。新進気鋭のDX支援ベンダーによる提案から、その勘所を探ってみたい。 - 企業におけるデータ処理の「変化」が背景に 高成長続く国内エッジインフラ市場
IDCは、国内のエッジインフラ市場の予測を発表した。2021年の支出額は、対前年比19.3%増の4056億円だった。2021〜2025年の年間平均成長率は9.9%で、2025年の支出額を5911億円と予測する。 - BMWが「HPE GreenLake edge-to-cloud」を採用 EVのデータ分析に活用
BMWグループは「HPE GreenLake edge-to-cloud」を採用した。世界中の拠点に分散し、膨大な量に上るデータを管理するプラットフォームとして期待を寄せる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.