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ネクストミーツ、「SAP S/4HANA Cloud」で経営とサステナビリティの基盤を構築
代替肉(大豆ミート)製品を開発、販売するネクストミーツは、国内外での事業成長を支えるデジタル基盤として「SAP S/4HANA Cloud」を導入。多言語・多通貨に対応し、各国の会計基準に準拠した、経営とサステナビリティの基盤を短期間で構築した。
SAPジャパン(以下、SAP)とネクストミーツは2022年9月13日、ネクストミーツが国内外の事業拡大におけるデジタルおよびサステナブル基盤として、SaaS(Software as a Service)型ERP「SAP S/4HANA Cloud」を採用したと発表した。
サステナビリティ指標の可視化、ガバナンス強化、リスク管理を実現
近年、地球温暖化の影響で豪雨や大型台風などの自然災害が増えており、その原因となる温室効果ガスの約15%(注1) が畜産によるものといわれている。世界的な人口増加によって食糧問題が拡大しており、新たなテクノロジーによる食材開発のニーズが高まっている。
ネクストミーツは「地球を終わらせない。」を理念に掲げ、地球温暖化や食料危機に対応するため植物性代替肉を研究開発する日本発のフードテックベンチャーだ。
国内外で事業を拡大している同社は、財務・非財務情報(サステナビリティ指標)の可視化やガバナンス強化、リスク管理などに対応したグローバルスタンダートのデジタル基盤を迅速に低コストで導入することが急務だった。
そこで同社は、SaaSで提供されるSAP S/4HANA Cloudの採用を決定した。
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